ジャニアイ② /ジャニーズが好きな理由

ジャニアイ続き。個人について書く前に。

前記事で許せないシーンについて書いたけど、そういえばもう1つあった。

 

 

しょうくんと勝利くんの激白シーン

もう思い出しただけで胸が痛い。どんな思いでセリフを言っているんだろうか。
もしかしたらセリフとして言うことで心の整理がついていくなんてこともあるかもしれない。人前で敢えて言うことで本当は挫けそうな心を立て直すことができるのかもしれない。


私は彼らと同じような経験したこともないし、そんな場に立ち会ったこともないから大きなことは言えない。ただ去年私の周りで3人も人が亡くなり、そのうち一人は高校時代に仲良くしていた同級生だった。頭では受け入れたも心が事実を拒否し、しばらくは音楽を聴くことも弾くこともできなかった。今はもう立ち直ったが、そんな経験をしてから「死」について前より深く考えるようになった。


そんな中であのセリフを言っている彼らを目の前にし、心がえぐれらた。一体何のために言わせているんだろうか。これを言ったら?と提案したジャニー氏は何を目的としていたのだろうか。

 

演者は自分の勝手な感情を舞台に持ち込むな とよく言う。
しかし、これは違った意味で自分を持ち込んでいる。
ジャニーズ作品は基本、役名が本人の名前だ。本人の名前であることでファンが作品・役への感情移入がしやすくなる。本人の名前でなくてもいいところを敢えてこうしているのは、ファンへの配慮だと私は思っている。
だから、どうしても「役」と割り切って見ることができなかった。


セリフと言えど彼らの身に起きた事実な訳で。普段の生活で、他人に自ら進んで家族の不幸を言うことなんてないはずなのに、2000人近く入る大劇場で毎日この感情をぶつけてる。バックグラウンドを知ってしまった以上、考えずにはいられない。

 

 

ただ1つ言えるのは、彼らは、ジャニーズは本当にすごい。
何があっても辛い顔1つせず仕事に向き合い、ファンを楽しませてくれる。プロだから当たり前じゃん!と思うかもしれないが、この当たり前を当たり前にできていることがすごい。帝国劇場はミュージカルを志す人にとっては憧れの場所で、そのほとんどは一生に1度はここに立ちたいと思い、そこに向かって頑張っている…そんな場所だ。そこに小学生、中学生から当たり前のように表に立って、当たり前のように凄いパフォーマンスを難なくやりこなし、ファンを魅了する。舞台に立ってそれなりのパフォーマンスをするのには相当の練習と時間と努力が必要だ。当然、自分の時間なんてほとんどないだろう。
以前にどこかで「アイドルは自分の青春を犠牲にしてみんなに青春をくれる」というツイートを見かけた。本当にその通りで、事実私の青春はジャニーズなしでは語れない。

 

 

そんな時間と努力の結晶が彼らの「今」であり、「ジャニーズオールスターズアイランド」という舞台だ。

 

努力している人はステージで輝く。
反対に、努力が足りていない人は見ていてすぐにわかる。

 

もちろんこの舞台の裏ではたくさんのスタッフさんたちが動いてくれている。スタッフさんたちがいなくては私たちも観客が舞台を見ることは疎か、彼らがステージに立つことすらままならないだろう。この舞台に限らず、演者が輝く場所を作ってくれるスタッフさんたちには感謝してもしきれない。

 

 

私は輝いている人が好きだ。

舞台人として尊敬するし、私もこんな人になりたいと心から思う。
彼らが普段どんな生活を送っているかは知らない。色々な噂も耳に入るが、舞台で輝けるほどの努力をしている事実には変わりない。

 

頑張ればいつかその努力は報われる。
ジャニーズはそのチャンスがたくさんある素敵な場所だと思う。

 

 

外から見ることしかできない私ができることは、ただ見守り、応援していくことだけだ。
事務所がクズだのなんだの散々文句を言っているが、事務所がなければ彼らに出会うことすらなかった。不満はたくさんあるが、この事務所にお金をかける訳はそこにある。
だから私はこれからも今まで通り現場に足を運び、彼らの成長を見守り応援していきたい。みんなの頑張りを見て自身の夢に向かう活力にしたいと思う。